Assisi
4日目はローマ市内よりオルビエートとアッシジを訪ねローマに帰る1日ツアーバスを利用、イタリア郊外の小都市観光を楽しみました。朝7:30にRomaを出発、途中Orvietoに立ち寄り昼食後Assisiに入りました。
ここは、12世紀聖フランチェスコが布教の拠点としていた丘の上にある城壁で囲まれた小さな町で、有名なサン・フランチェスコ聖堂があります。この聖堂には、ジョットやチマブーエらの画家がフランチェスコの布教活動を生涯描いたフレスコ画が壁一面に描かれており、1997年この地方を襲った地震で天上が崩壊したにもかかわらず、完璧に修復がされていました。

Rome
5日目、6日目は再びローマ市内を徒歩で廻りました。

5月1日
9:00 トリトーネの泉
9:30 トレビの泉
9:40 マルクス・アウレリウスの記念柱
10:00 パンテオン
10:30 アルテンプス宮(国立博物館)
11:45 ナヴォーナ広場
12:15 サンタンジェロ城
13:00 サン・ピエトロ広場
14:25 アウグストゥス帝の廟
15:30 ポロポロ広場
15:45 スペイン広場
16:30 ホテル

5日目はメーデー休日で博物館や美術館が休みのところが多く、マークはしていたのですが多くの美術館に入ることは出来ませんでした。 予定していたパンテオンは外から見学(翌日入場)、昨年見学したヴァチカン美術館は残念ながら今年は見送ることにしました。
ホテルより最初にトレビの泉に立ち寄り、昨年と同様にコインを投げて再びローマに戻れる事を願い、マルクス・アウレリウスの記念柱のあるコロナン広場へ。マルクス・アウレリウス帝は、ローマ5賢帝の最後の皇帝で、ローマ帝国全盛の最後の皇帝です。彼の統治時代は混乱の時代で、チェコあたりに住んでいたゲルマン系マルコマンニ族が国境を越えローマ帝国領内に侵入、これを幾多の苦難と奇跡の末に撃退するのですが、其の戦記絵巻物が記念柱に刻まれています。
コロナン広場から少し歩くとパンテオンに出ます。パンテオンは、118年にハドリアヌス帝により再建されたローマ全ての神を祭る神殿で(ローマは多神教でした)、後にローマ帝国が、キリスト教を唯一神とすると共にキリスト教会に改められますが、奇跡的にほぼ当時のままの姿を残している建築物だそうで、ミケランジェロも「天使の設計」と絶賛したところです。ドーム型の建物の天上には丸窓があり、ドームの屋根の上に行くほど素材を軽くする工夫がなされていて、当時としては最先端の建築技術が使われているそうです。
パンテオンからアルテンプス宮、ナヴォーナ広場を訪れ、テヴェレ川を渡りサンタンジェロ城へ。ここは、元来ハドレアヌス帝が自らの廟として建築したもので、内部はらせん状のスロープでテラスへと誘導されます。テラスからはローマ市内とバチカン市国が一望でき、バチカンのサン・ピエトロ寺院を正面に見ることが出来ます。 その後バチカン市国に入り昼食後初代皇帝のアウグストゥス帝の廟、ぽろぽろ広場、スペイン広場へ。 スペイン広場は昨年同様超満員の人だかりでラッシュの電車の車内状態。歩くのも大変で早々にホテルに帰りました。 スリも仕事がしやすかったでしょう。

サンタンジェロ城テラスよりテヴェレ川、ヴァチカン市国、サン・ピエトロ寺院を見る

















































サン・フランチェスコ教会

アッシジの町並み サン・フランチェスコ教会


トリトーネの噴水 トレビの泉
パンテオン サンタンジェロ城
サンタンジェロ城テラスよりサンタンジェロ橋、テヴェレ川、サン・ピエトロ寺院を見る
スペイン広場は休日で超満員 スペイン広場にあるAmexのOffice

Rome最終日

6日目はローマ最終日。昨日は入れなかったパンテオンに朝一番で入場。内部を見学した後、S.M.ソプラミネルバ教会でリッピのフレスコ画を見学。
カンポ・デ・フォーリ広場からコロッセオより90年昔に立てられたと伝えられるマルケルス劇場を見学。其の周辺にあるフォルトゥーナ・ヴィリーレ神殿、ヴェスタ神殿、チェルコ・マッシモを見る頃には雨が激しく降り出しました。
ローマでは必ず午後になるとシャワーがあって、何処からともなく傘売りが現れ10Eurogぐらいで傘を売っています。
雨宿りをしていると、雨傘売りのお兄ちゃんが片言の英語で観光客らしい30才くらいの英国人に売り込んでいる会話を聞き、吹き出してしまいました。

傘売り 「雨傘10ユーロですどないでっしゃろ?」
visitor チラッと雨傘を見て 「すぐやみそうだからいらねーや」
傘売り 「いやいや今日の雨はなかなかやまへんで、こんなところで雨宿りしているなら時間がもったいないで。10ユーロは安いで」
visitor  「再び雨傘をチラッと見てそっけなく 「5ユーロなら買ってもいいや」
傘売り 「お客さんきついな、10ユーロはまかりまへん」
visitor  英国人らしく論理的に 「考えてみろよ、君がここで1本売るのとこの機会を逃すのでどれだけ君の損になるか」
傘売り  「お客さん、仕入れを割ってまで販売せんで。これはみんな委託販売やさかい」 と立ち去るジェスチャー。
(事実、町角の小さな中国人経営のディスカウントショップにこの手の傘売りのお兄ちゃんが多く出入りをしているのを見かけました)
visitor  あわって 「7ユーロでどうだい」
傘売り あくまで10ユーロの固執
ついに9ユーロで商談が成立しました。
イタリアにきている出稼ぎ風の傘売りも、イタリア式商売を見につけていると感心。

さて、雨が少し収まったところで川向こうのトラステヴィレ地区を散策。其の中にあるカフェで昼食。 ここではディスプレイしてあるピザから
種類と大きさを選び暖めてもらいます。値段は8ユーロから10ユーロで結構高いピザでした。
夕食はイタリア料理にいささか飽きて、中華料理で最後のRomaの夜を閉めました。

5月2日
9:00 パンテオン
9:30 S.M.ソプラミネルバ教会
10:00 カンポ・デ・フォーリ広場
10:20 ガリバルディ橋
10:40 マルケルス劇場
10:50 フォルトゥーナ・ヴィリーレ神殿
ヴェスタ神殿
チェルコ・マッシモ
11:00 パラティーノ橋
11:30 トラステヴィレ地区
12:40 カンビドリオの丘
15:00 クイリナーレ広場
17:00 サンタ・マリア・マッジョーレ教会
18:00 ホテル

パンテオン内部 リッピ作「カラファの礼拝堂」
カンポ・デ・フォーリ広場の露店 魚屋は不在 カンポ・デ・フォーリ広場の露店 トマトの種類も豊富
マルケルス劇場 ヴェスタ神殿
旧パラティーノ橋 テヴェレ川の遊覧船
トラステヴィレ地区のカフェ ランチのピザ

7日目はFirenzeに旅立ちます。 NEXTをクリックしてください。


   

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