Firenze
7日目はローマ市内からJALバスに乗りシェーナ、サンジャミーノを訪れ夕刻フィレンツェへ。
8日目からは昨年訪れたウッフィツィ美術館を除く美術館、博物館、教会を見て廻りました。
目玉はアカデミア美術館にあるミケランジェロのダビデ像、サン・マルコ美術館にあるフラ・アンジェリコのフレスコ画 「受胎告知」、サンタ・マリア・デル・カルミネ教会ブランカッチ礼拝堂の全面を覆うように描かれたマザッチオのフレスコ画、どれもルネッサンス期の傑作といわれています。それから、Firenzeを治めたメディチ家関連美術品。(リッカルディ宮にあるゴッツオリが描いた「当方三賢者の礼拝」、ミケランジェロの彫刻など)、昨年昇れなかったドゥオーモの屋上からFirenzeの街を見ること。これら全てを堪能しました。
中でもアンジェリコの「受胎告知」は、ダビンチの作品と比べると繊細でやさしさがみなぎっており、其の前に釘付けになってしまいました。
Firenzeで見つけたトスカーナ料理のおいしい店をご紹介しましょう。 名前は"Trattoria Al Trebbio" (50123 Forenze Via Delle Belle Donne 47/49 R, TEL 055-287089 予約をしていった方が待ちは少ない) SMノヴェッラ広場から少し路地を入ったところにあり、いつも行列が出来ています。このレストランは気に入って2回訪れたのですが、1回目は予約なしで2時間待ち、2回目は次の日の予約を入れておいたので、ゆったりとしたテーブルで食事が出来大満足でした。料理の量少なめで我々向け。味は絶品で価格はワインを1本飲んで前菜、メイン、デザート2人分で70ユーロほどのリーゾナブル名お値段でした。
最終日は朝の時間を利用してホテル近くの中央市場へ。そこで10年物のバルサミコ酢を試食して年代物に感激。日ごろ食べている安物と違いまろやかさがあり、アイスクリームやヨーグルトにかけると絶妙。これを50ユーロで購入。 最近はワインやバルサミコのような液物は手荷物として飛行機に持ち込めないため、タオルにぐるぐる巻いてスーツケースに入れ無事帰還しました。
午後、2時6分発のEuro Star ES9438で3時間でmilano中央駅へ。ここからバスに乗り40分でMilano Malpensa空港に無事到着。
今回は直行便にこだわったためJAL便を使いましたが、其のサービスの低下は10年前頻繁に利用していた頃と比べると顕著です。
まずcheck in ですが、Malpensa空港では1時間半ほどかかりました。これは3月にベローナに行った帰り、JALをここから利用した時と変わらず慢性的に発生しているようです。 昨年はAir France便を利用しましたが、Economy カウンターでも30分も待ちませんでした。
機内サービスも、キャビンアテンダントはほとんど素人のおばさんで、用事を頼まれたお客様を覚えていなかったり、頼んだ飲み物が届かなかったり惨憺たるサービス。 そんなサービスならジャンクな機内食を含め機内サービスなどやめた方がよっぽど気が利いていると感じました。(おにぎりのサービスだけでOK) 財務状態が悪い会社が没落してゆく過程をまざまざと見たような気がしました。

5月3日
8:00 JAL Bus (EB2000L)
11:20 シェーナ
15:30 サン・ジミニャーノ
17:00 フィレンツェ
5月4日
9:00 アカデミア美術館
10:30 サン・マルコ美術館
12:00 メディチ・リッカルディ宮
メディチ家礼拝堂
サンロレンッオ教会
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会
17:00 ドゥオーモ屋上
21:00 ヴェッキオ橋
5月5日
10:00 サンタ・マリア・デル・カルミネ教会
12:00 ビッティ宮
5月6日
10:00 考古学博物館
11:30 ヴェッキオ宮
13:00 サンタ・クローチェ教会
5月7日
10:30 中央市場
14:06 ES9438
17:00 Milano
21:45 JAL 418 Milano to Narita






































































市庁舎前に立つミケランジェロのダビデ像のレプリカ アンジェリコの受胎告知
マザッチオのフレスコ画 マザッチオのフレスコ画
ドゥオーモ ドゥオーモ天上のフレスコ画
ドゥオーモ屋上よりカテドラーレを見る フィレンツェ銀座
firennze風ビスステッカ 思わず写真をとる前に一口試食 ドルチェはカントゥッチョ ビスケットを甘いワインに浸して食べる
中央市場 フィレンツェ駅よりEuro Starに乗りミラノへ

今回の旅物語はこれで終了です。 3月にケルン、ベローナを訪ねローマ帝国時代の遺跡を見学、今回ローマでほとんどの遺跡を見ることが出来大満足でした。
ローマ帝国は滅びたものの其の多くの遺産が今日残されています。 栄えるものは必ず滅びる。当たり前のことですが、歴史から学ばなければならない知恵がまだまだあるようです。


  

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