スイス鉄道の旅 2017年6月−7月
Glacier Express St.Moritz to Andermatt


 

DAY 2

滞在2日目、今日は氷河急行に乗りアンデルマットまで5時間弱の列車の旅を楽しみ、その後バスでサースフェーへ。 この途中フルカ峠を通らず列車にバスを乗せるカートレーンでフルカトンネルを抜けます。サースフェーでミシャベル連峰を観望し本日の目的地ツエルマットに入ります。

Glacier Express St.Moritz to Andermatt

朝は雲が低く垂れこめ霧が立ち込めていましたが、列車に乗るころには晴れ間も見え始め上々の日和となりました。
サンモリッツ駅で昨日ベルニナエキスプレスに乗り込んだ隣のホームから氷河急行に乗車。昨日とは異なり、全車展望車で窓の開放はできず、
昨日のように窓を開けて車内から写真をきれいに撮ることはできませんでした。この列車は、サンモリッツからツエルマットまで8時間で結びますが、今回は途中駅のアンデルマットで下車します。パノラマ車は全車指定で一等は三列に席が配置されています。途中で昼食が提供されます。

 Bernina Express 08:48 Tirano 行きに乗車

サンモリッツを出発した列車は、山間をループ式トンネルを数か所通過し徐々に高度を下げていきます。フィリズール駅を過ぎると本日のハイライト、ランドヴァッサー橋が左前方に見えたかと思うとすぐトンネルに入り、これを抜けるともう橋の上を通過、左にカーブしながら次のトンネルに吸い込まれていきます。 あまりにもあっという間の時間であり、また窓が開かないのできれいな映像が撮れず少しがっかり。やはりパノラマ車以外の車両の列車にすればよかったと反省。その映像は下記でご覧ください。


ランヴァッサー橋を過ぎしばらく走ると次の停車駅クールに向かいます。途中からドイツ鉄道も並行して走りレール幅の異なる線路が並行してクール駅まで続きます。クール駅までの所要時間約2時間半、ここで方向を逆転、新しい機関車に変わります。


山裾を走ると一気に視界が開け谷底の村が見える ループ橋に向かう 


クールを出ると再び山岳地帯を次第に高度を上げ、グレッシャーエクスプレスの最高度地点オーバーアルプ峠越えると一気に高度を下げ約2時間半でアンデルマットに到着します。 この間ランチサービスがあり、メニュはサラダ、メインデッシュ、デザートのコースでした。味はスイスとしてはまあまあかな、、、

クールからアンデルマットへ  全線で最高の高度(2033m)のオーバーアルプ峠

        

列車内での昼食(サラダ、メインプレート、デザート)  アンデルマット到着

 
 乗車券

 
 乗車証明書


Andermatt to Saas-Fee
アンデルマットに到着後、再びバスでサースフェーに向かいます。途中バスに乗ったままカートレインに乗り、フルカトンネルを通過します。
どのように車を乗せたり降ろしたりするのか疑問でしたが、なぞはあっさり解けました。大型バスも車幅ぎりぎりで積載します。

 カートレイン

Saas-Fee
アンデルマットからバスで3時間半、サースフェーは四方を4000m級の山に囲まれた小さな村で、この村から晴れていれば氷河を見ることができる地点ですが、あいにく山々には雲がかかり何も見えませんでした。
バスは再びツエルマットへ向かう道路に戻り、バスが入れる最終地点テーシュに向かいます。ツエルマットはガソリン車の乗り入れが規制されているため、テーシュから電車に乗りツエルマットに向かいます。

 サースフェーの街並み、手前はネズミ除け高床の倉庫 テーシュ 駅

 ツエルマット到着  残念ながらマッターホルンは拝めず

この日の目的地ツエルマットに到着。ツエルマットは標高1600mに位置するマッターホルン観光の拠点となっている町。 メインストリートには多くのスポーツ用品店があり山岳登山やトレッキングの拠点で、日本の登山用品メーカーモンベルも駅前に店を構えています。街中はガソリン車の乗り入れが規制されており、小型の電気自動車が駅に荷物をピックアップしに来てくれます。駅から歩いて5分ほどのところにあるホテルジナベルに到着、この日の日程を終えました。3日目は観光のメインイベントの一つ、マッターホルン観光に向かいます。 NEXTをクリックしてください。