南仏 プロヴァンス ドライブの旅
レ・ボー・ド・プロヴァンス, サント・レミ・ド・プロヴァンス, エクス・アン・プロヴァンス
ゴッホが入院していたサン・ポール・ド・モーゾール修道院 |
DAY 3
滞在3日目。今日は中世南フランスの城塞都市レ・ボード・プロヴァンス、古代ローマ遺跡とゴッホの入院していた修道院のあるサン・レミ・ド・プロヴァンスを経てセザンヌ縁のエクス・アン・プロヴァンスへ向かいます。
Arles to Les Baux-de-Provence
最初の訪問地は中世の城壁都市レ・ボード・プロヴァンス。 Hotelから田舎道を走りD35、D17を経て40分ほどで左手にごとごととした岩山が見えてきます。この道を登りきったところに目的地。この道はよくツールドフランスでもルートとして利用されています。まだ朝も早く駐車場はすいており、村の入り口近くに駐車することが出来ました。村に入り石畳の坂を登っていくと観光案内所があり、そこで砦と後ほど訪れる町はずれにある石切り場後を利用した映像ギャラリーのチケットを購入。この地はレ・ボー家が10世紀から15世紀の間本拠地としていたところで、城塞の中には城跡や砦が残されています。 城壁から眼下にはブドウ畑が広がり、遠くにはセザンヌが好んで描いたサント・ヴィクトワール山も望むことが出来ます。砦の最上部まで登り周りの景色を楽しんだ後石切り場跡に向かいました。
カテドラル・ディマージュ
レ・ボード・プロヴァンス村から10分ほど徒歩で坂を下って行くとかっての石切り場を利用した映像ギャラリーがあり、50台のプロジェクターで画家の作品が映し出される。ちょうど大好きなゴッホとゴーギャンの投影がされており、上映を大いに楽しめました。
石切り場の後 | 映像ギャラリー |
Baux-de-Provence to St-Remy-de-Provence
グラヌム遺跡
レ・ボード・プロヴァンスを後にしD27からD5に入り約9kmでサン・レミ・ド・プロヴァンスグラヌムの町の手前にグラヌム遺跡があります。道路の左側にローマ時代の凱旋門と霊廟があり道路を挟んだ向かい側にグラヌム遺跡があるので、左側を注意していると見つけやすい場所です。
車を凱旋門横の駐車場に入れここから徒歩で見学。(ここではおじさんに直接料金を支払います。)この遺跡は、紀元前6世紀ごろから原住民によりギリシャの影響を受けた町が作られ、紀元前2世紀ごろにローマに征服された後紀元後3世紀にゲルマン民族に侵略され、町は打ち捨てられたままとなったそうで、ローマ時代の神殿、浴場跡等を見ることが出来ます。丘の上に上がると遺跡全体が一望出来、昔の街並みを思い浮かべることが出来ました。少しハードですがお薦めのスポットです。ここの博物館で昼食。
アルルの円形闘技場 | アルルの円形闘技場 |
古代劇場 | 古代劇場 |
グラヌム遺跡全景 |
サン・ポール・ド・モーゾール修道院
グラヌム遺跡のすぐ隣にゴッホが入院していたサン・ポール・ド・モーゾール修道院があります。門を入り細長い通路を進むとゴッホの銅像が迎えてくれます。ちょうどラベンダーが満開の時期、庭には花があふれていました。写真を撮ってもらったドイツ人は福島の原発事故の事を気にかけてくれてていました。
修道院入口 | 中庭 |
ゴッホの滞在した部屋 | ラベンダー畑 |
St-Remy-de-Provence to Aix-en-Provance
修道院からD99、A7有料区間を通り約70km、約1時間で今日の目的地エクス・アン・プロヴァンスにつきました。とりあえず今日の宿泊先のHotel
du Globe に入ります。このホテルは町中にあり、駐車場も完備しているということでここを選びました。駐車場はホテルの横にあり中は4〜5台の車がぎりぎりで入れる広さ。 ホテル前の通りは通行車両が多く、結局ホテルの人に駐車場に入れてもらいました。ホテルはこじんまりしていますが部屋はクリーンで、日中は通り車の音が少しうるさいですが夜は通行量も少なくぐっすり眠れました。フランスでは車上あらしが多いそうなので、ホテルの中に駐車場があるのも安心で、お勧めの宿です。朝食つき1泊2人146.6EUR。
ホテルで一息入れて、徒歩で20分ほどのところにあるセザンヌのアトリエに出かけました。ここはレ・ローブと呼ばれる丘の上にあり、セザンヌ自らが設計し亡くなるまでここで絵を描き続けていた場所だったそうです。前の道路をしばらく登った丘の上からはサント・ヴィクトワール山が見渡せる場所があり、ここで多くの作品を残しています。
Cezanneの アトリエ |
アトリエから町の戻り、サン・ソヴール大聖堂を見学。今日は3日目、疲れも出た来たので、町中のパン屋さんでフランスパン、ローストビーフと冷えたビールを買い込んでホテルに戻り夕食。 早めに床につきました。