ニュージーランド ドライブの旅
オークランドからクライストチャーチそして帰京


2月22日の震災で被災したChiristchurch中心街はビルの取り壊しが続いている

Auckland to Christchurch

今日は一旦Chiristchurchに戻り、震災後の中心街を見学。一泊の後東京に戻ります。
Auckland発10:50の国内便に乗るためホテルlを9:00にチェックアウト、タクシー空港に向かいます。 ホテル前には客待ちのタクシーが数台止まっていたのですが、運転手同士が話に夢中で客の存在に気がつきません.ようやく先頭のインド人のお年寄りの運転手が気付き、荷物を車まで運ぶも持ち上がらず、他に客待ちをしている運転手が駆けつけ手伝うといった調子。「このおっちゃん大丈夫かな?」と思ってたのですが、運転はいたって安全運転でした。
いろいろ話を聞いてみると、この国の社会保障は充実しており誰でも年金を受けることができるそうで、定年後も小遣い稼ぎ程度で運転手をしているそうです。そういうと、この街にはホームレスを見かけませんでした。物価もそんなに高くなく、贅沢しなければ年金で都会でも十分やっていけるとのこと。うらやましい国ですね。30分ほどで空港に着くと、仕方がないので荷物を下ろすのを手伝いました。 料金は$70.

Chiristcharchに向かう便は土曜日とあってほぼ満席。途中機内からは南島最北端のFarewell岬を見ることが出来ました。
Chiristchachの宿泊先は空港近くのCopthorne Hotel Commodore。2階建てのリゾート風のホテルで一泊$190。施設はバスタブもついて部屋も広く充実しています。空港からホテルへは送迎付き。 空港到着後、空港内にある専用の電話で呼び出すものの通ぜず、結局携帯でホテルに連絡するとすぐに迎えのバンが来てくれました。 ホテルへは5分ほどの距離で、運転手が部屋まで荷物を運んでくれました。

   
 南島北端にあるCape Farewell 南アルプス

Christchurch Downtown

部屋に入りお茶で一服の後、震災後のDoentownへ出かけることにしました。フロントで町中の様子を聞くと、中心街は封鎖されていて立ち入りが出来ないそうで、立ち入り出来る地域を教えてもらいました。バスの往復無料券をくれましたが、時間が合わなかったのでタクシーを呼んでもらいとりあえず町の中心にあるHagley公園内にある植物園へ出発。 
ホテルから公園へは車で20分、料金は$30で到着。園内にはあちらこちらに花が咲き始めており、春の訪れを感じさせてくれます。
震災がなければもっと多くの観光客がここを訪れていただろうと想像すると、改めて観光地の苦悩を感じます。 公園内のレストハウスでアフタヌーンティを楽しんだ後、街の中心街に向かって歩きました。
ここには震災前、大聖堂やアートセンター、ショッピング街が並び、それを縫うようにトラムが走っており、観光スポットの中心的位置を占めていた地域です。
また域内には多くのホテルが点在していたのですが、すべて立ち入り禁止となっています。 かろうじて鉄柵で囲われた細い道を通り大聖堂の前まで出られ、そこに無残に朽ち果てた大聖堂と塔を見ることができました。この大聖堂を含め街の復興計画はいまだ立っていないそうです。
中心街一角にコンテナとプレハブで立てられたショッピング街が作られていました。 週末の土曜日、クリスマス前というショッピング時期ですが人出はそんなに多くくありません。 やはりこの地域の復興はまだまだですね。1日も早く元の姿に復興されることを切に願うばかりです。
街をぶらついた後、バスターミナルから、バスに乗りホテルに戻りました。 これからパッキングです。

 大聖堂は塔が崩落し立ち入れない アートセンターも被害
2月24日米国隊が安否確認したと残っていた 中心街は立ち入れない
 いまだ復興中 中心街のホテルは全滅 
 Downtown一角にコンテナのショップが出来ていた コンテナのATM 

Hagley Park

 Hagley Park
クライストチャーチ植物園
 エイボン川のボートは営業再開  Starlings(ムクドリ)


     


Christchurch-Auckalnd-Tokyo

今日は16日間の旅を終え、東京に戻ります。 パッキングも何とか出来、重量も何とかなりそうです。 Chiristchurch 5:40発のAuckalnd便に乗るため早起き。 4:20にチェックアウト、車で空港まで送ってもらいました。 ポーター兼運転手の英国系の若者は、我々が日本人だというと、自分の同棲しているガールフレンドは日本人で東北からきていること、彼女のご両親に会いに行ったこと、東日本大震災で彼らのことを心配したが大丈夫だったこと、もうすぐ子供ができることなどフレンドリーに話してくれました。ちょっと草食系の若者でしたが、彼女がしっかりしてるのだろうなと想像。
空港に着くと、早朝にもかかわらずチェックインに長蛇の列。 今回は自動処理ではなくカウンターでチェックイン。 重量もOKで一安心。
1時間20分ほどのフライトでAucklandに到着。 
ここで国内ターミナルから国際ターミナルまで移動の必要があるのですが、どこに行けばいいのかわかりません。 案内のおばちゃんに聞くと"Follow the blue and white line"というのでその目印を探しましたが見つかりません。よく考えてみると、こちらの人も緑のラインのことをブルーというのだと気づき、緑と白のラインの沿って10分ほどくねくねと歩くと国際線ターミナルに到着。
ここで小銭を土産物で処理し9:15発の便に搭乗しました。
今回は往復ともAir New Zealand。これはStar Alience便ということで、ANAのマイレージを使いチケットを購入しました。この便はJALとのコードシェア便。もうこうなると複雑でわかりませんね。 
New Zealandへは以前JALの定期便が飛んでいたのですが、今は日本の翼は一切見受けられません。 この地でKALのジャンボ機が大手を振って滑走路を離陸して行くのを見るにつけさびしい限りですね。帰りは11時間10分で成田に到着、無事旅を締めくくることができました。

Christchurch空港近くのCopthone Hotel


 All Blacks応援のAir NZの飛行機

あとがき

今回は念願のこの地へ訪問計画が実行でき、かつ当初の期待を上回る満足を得る旅ができました。
ニュージーランドの人は会う人みなフレンドリー。 少ない人口とゆったりとした生活から、その国民性が出てくるのかもしれません。
これが多くの日本人を引きつけ、移住する人が多い理由かもしれませんね。(今回気がついたのですがどこに行っても、主な宿泊施設や観光企業には必ず日本人スタッフが働いていました。) 
今回もう一つ学んだことは、ニュージーランドでは過去の反省から環境問題に真剣に取り組み、また少し不便でも無駄な道路や施設は作らないということです。これは、Manapouriの地下発電所や、国道にかかる橋も一車線交互通行に表れています。日本人だったら、QueenstownからMilford Soundまでトンネルを掘って観光道路を通していたでしょう。 彼らから学ぶべきことは多いですね。
間違いなくこの地へのドライブ旅行は訪問地ランキングの上位に位置すると思います。皆さんにもぜひお勧めです。
機会があれば、再度訪問したいと考えています。

最後に、この旅行の計画を立てる上で参考にしたWEB Siteを掲げておきます。この中にはNZドライブ旅行に出かけられ、その旅行記をUPされているものがあり、大変参考になりました。 この場をお借りして御礼申し上げます。
また、NZへお出かけの方でご質問のある方は遠慮なくお問い合わせください。

Title Address
Lake Tekapo http://www.tekapotourism.co.nz/info/index.html
Mt. Cook Helicopter http://www.helicopter.co.nz/mtcook.asp
Hermitage http://www.hermitage.co.nz/
Wilderness Lodge Lake Moeraki http://www.wildernesslodge.co.nz/wildernesslodge/lake-moeraki/
http://www.youtube.com/watch?v=sFeLEC9sDBg
Fiordland Lakeview Motel & Apartment http://www.fiordlandlakeview.co.nz/
Mercure Queensland Resort http://www.accorhotels.com/ja/hotel-1994-mercure-queenstown-resort/index.shtml
Mercurehotel Auckland http://www.accorhotels.com/ja/hotel-1721-mercure-auckland/index.shtml
Arrowtown http://www.arrowtown.com/
Te Anau http://www.te-anau.nz.com/
Doubtful Sound http://www.realjourneys.co.nz/Japanese/ja_Doubtful/
Milford Sound http://www.realjourneys.co.nz/Japanese/ja_MilfordSound/
Queenstown http://www.queenstownnz.co.nz/
Mydo Tour http://www.mydo.co.nz/
My Bus http://www.jtb.co.nz/
Grey Line New Zealand http://www.graylinetours.co.nz/home
ニュージーランド大好き 2008〜9 http://www.my-panorama.com/outdoor/nz/00menu.htm
キャンピングカーで行くニュージーランド http://www.buc.jp/NZ/index.htm
熟年夫婦のニュージーランド http://www1.seaple.ne.jp/ozaki/ryoko/nz/top.htm
ニュージーランドの花木 http://zmchip.com/NatureLand/nzft/nzftindex.html
Honey Centre North Island NZ http://www.honeycentre.com/Home_Page.php
天気予報 http://home.nzcity.co.nz/weather/Default.asp?c=w

 

   
 
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