Photo ©Yoshi Kitamura |
さて、変わり行く香港を訪ねるたびも終わりに近づきました。
最後に香港島の繁華街とは反対側に在るStanley (赤柱)をご紹介しましょう。海に面したこの付近は、欧米系のhigh classな人種の住む住宅地やFrenchやItalian Restaurant、観光客相手のStanley Marketが在ります。
そこに新たに大きなスーパーマーケットと香港の旧政府の建物が移築一大公園に変身していました。
Stanley Marketには衣類、陶器、絵、時計、骨董、バッグ、靴など、ありとあらゆる商店が4−5メートルの通路を挟んで並んでいます。香港の風景画家のリトグラフや陶器類などここに来ると時間を忘れてしまいます。又、HK$100で印鑑を彫ってくれたり絵文字を書いてくれたりする店もあり、結構人気があります。また、日本ではなかなか見つからないプレゼンテーション用のレーザーポインターも在り、ポインターも点だけのものやいろいろな矢印やマークが選べるものもあり商売柄結構使えるものが見つかります。
Stanley Market入口 | Italian Restaurant | French Restaurant |
新しいShopping Centerと移築された旧官舎はStanleyの反対側の岬に作られており、ここに大きな駐車場が出来ました。以前はStanleyに行くと駐車する場所がなかなか見つからず1時間待ちの状態が通常でしたが、今は大手スーパーのビルに大きな空車場が出来て便利になりました。このスーパーでは水槽の中から生きた魚を買うことも出来、欧米系住民にふさわしい商品が多く並んでいました。
旧官舎はrestaurantになっており、潮風に当たりながらwineを味わうことが出来ます。喧騒の香港島にこんな静かなところがあるのかと驚くほどゆったりとした時を過ごすことができます。
今回香港に帰ってみて感じたのは、dog yearのスピードで変化していることです。80%、いや60%出来ればすべて完成という香港人特有のいいかげんさ(おおらかさ)も手伝って、彼らは止まることなく走りつづけています。それでも香港の経済価値は低下しつづけ、確実に中国本土に重点がシフトしているようで、これが彼らをさらに突っ走らせている原動力になっているのかもしれません。
この状態と今の日本の動きを比べるとまさにFI車と自転車の勝負をしているようで、近いい将来日本は中国にのみ込まれてしまうのではないかと心配になってきます。ともあれ今回の帰郷で香港人からいっぱい元気をもらい、体重も増えて日本に帰ってきました。またすぐに帰りたくなる魅力をもつ香港への旅でした。
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