Hong Kong                                                Photo © Yoshi Kitamura

香港を離れて２年半、この地への郷愁の思いに耐えかねてついに５泊６日の帰郷となりました。　

２年半ぶりの香港は大きく変わっていました。　まず、町の清掃がかなり行き届いていて、以前は夏になると食物の腐ったにおいと汗のにおいが入り交ざったような悪臭が街中に立ち込めていましたが、今回は九龍側のMONG KOK当たりを除き、TSIM SHA TUSIの市場の周りでも悪臭は消え、きれいに清掃されていました。また、香港の大気汚染度は世界最悪と言われてきましたが(ほとんどの車がディーゼル車のため）、taxiには排気管にフィルターの設置が義務づけられ、二階建てのバスも新型車導入が進み少しは大気汚染を食い止める効果があがっているようです。

２番目は香港人がコーヒーを飲み始めたらしく、以前はPacific coffeeというcoffee店が外人相手に数カ所あったのみでしたが、STARBUCKSやUCCが出店しておりかなり繁盛している様子でした。

香港は、９７年の経済不況から立ち直りまづまづの成長を遂げているようですが、外資企業が中国市場を見据え大陸に直接投資を始めているので、以前のように香港が大陸の窓口と言った役割が薄れてきて、経済の先行きが不透明になっているようです。それでも香港人は元気。職を失おうが　持ち前のバイタリティーで「何とかなる」ではなく「何とかする」という姿勢に、こちらも元気をもらってきたような気がします。

それでは皆さんに今回の旅をご紹介しましょう。

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