古代ギリシャ遺跡を巡る旅 2018年9月
Efes


エフェス遺跡 左側ケルスス図書館

DAY 5

滞在5日目、ミコノス島を昨晩出港して一夜明けるとクシャダスの港が見えてきました。早々に朝食を船内で済ませ上陸。ここはトルコですが出入国手続きは船の中で済んでいるのか何もなく、港からバスに乗りエフェス遺跡に向かいました。ここは2010年にトルコを訪れた時に見学しています。今回は乗船客全員が同時にここを訪れるので大混雑。ポイントポイントを押さえながら見学しました。エフェス遺跡見学後午後パトモス島に向かいます。

 
 

 
 クシャダス港入港


エフェス遺跡
エフェスはBC11世紀ごろからギリシャからのイオニア人による移民で栄え、その後ローマ時代はキリスト教の拠点として栄えた町だそうで、現存する遺跡はギリシャ・ローマ時代ものもが見られます。

   
 エフェス遺跡全景(エフェス案内図より参照)  エフェス遺跡復元図(エフェス案内図より参照)

わがまま歩きトルコ (ブルーガイド)より参照

南口入り口から入場するとすぐヴァリウスの浴場が広がります。左に進むとバジリカの柱が残っており、その先にオディオンがあり収容人数1400人この音楽堂には屋根も取り付けられていました。

 南口から入場すると最初に目につくのがヴぁリウスの浴場

 
オディオン 

オディオンを過ぎパジリカをさらに進むと右に市公会堂跡(ローマ時代)が見えてきます。

 
バジリカ

 
 わがまま歩きトルコ (ブルーガイド)より参照

   
市公会堂跡

市公会堂の先左側にローマ皇帝ドミトリアヌスを祭る神殿、その反対側にはローマの独裁官メミウスがエフェスを奪還の記念碑があります。

ドミトリアヌスを祭る神殿

   
 メミウスの記念碑 

右に折れさらに進むとなだらかな下り坂(クレステ通り)になっておりその入り口にヘラクレスの門があります。
実際は2階建ての凱旋門だったそうです。

   
 ヘラクレスの門

その先には右側にトラヤヌスの泉(AD110頃建設)、ハドリアヌス神殿(AD138頃建設)と続きます。ハドリアヌスの神殿の反対側には高級住宅が立っていたそうで住宅テラスのモザイクが残っています。トラヤヌス神殿の隣には公衆水洗トイレがあり、ここが社交の場の一つとなっていたそうです。

 
 わがまま歩きトルコ (ブルーガイド)より参照

 トラヤヌスの泉 

 
 ハドリアヌス神殿

 
 公衆トイレ  高級住宅テラス後に残るモザイク

 
 

 
 わがまま歩きトルコ (ブルーガイド)より参照

さらに進むと前方に巨大なケルスス図書館(AD177頃建設)が見えてきます。AD266年ごろ火災により焼失し現存の建物のみが残りました。
ケルスス図書館の横にマゼウスとミトリダテスの門があり、その先に商業アゴラが広がっています。さらにマーブル通りを進むと右側に巨大な野外劇場が見えてきます。これはローマ人によりAD1〜2世紀ごろ作られたもので収容人数は24,000人だったそうです。野外劇場を左側に回るとマーブル通りがまっすぐ伸び当時は港につながっていたそうです。

 
 ケルスス図書館

 

  図書館内部 

 

 
 マゼウスとミトリダテスの門

   
商業アゴラ跡 

 
 野外大劇場

 
 マーブル通り

エフェス遺跡見学後クシャダスに戻りバザールをぶらつき、船に戻りました。

   
クシャダスの町
 
 クシャダス港


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