世界の飛青磁名品
飛青磁器七点

飛青磁は中国元の時代13-14世紀に現れた斬新な作風で、青磁装飾に鉄斑文を散らして装飾
されているものをいい、国内では大阪市立東洋陶磁美術館にある国宝青磁鉄斑文瓶が有名である。
青磁の色も透明度のある深い緑色で、天龍寺青磁と呼ばれている。ここに掲げるのは飛青磁ファン垂涎の名品である。


 国宝 青磁鉄斑文瓶 大阪市立東洋陶磁美術館 青磁鉄斑文瓶 Bauer Collection Geneva

左:大阪の東洋陶磁美術館を訪れるたびにこの飛青磁の前で釘付けになってしまう名品。
青磁の色、鉄斑の飛び、丸みを帯びたふっくらとした形状に惚れてしまう。 
右:バウアー美術館(ジュネーヴ)蔵。小生が訪れた時は展示がなかった。 
この類品がヴィクトリア&アルバート美術館(ロンドン)にもあるそうだがWebで写真を確認できなかった。

青磁鉄斑文皿  Baur Collection Geneva
青磁鉄斑文皿 東京国立博物館 


左:バウアー美術館蔵の大皿。 これも見ることが出来なかった。 
右:類品が東京国立博物館にあるが美しさはバウアーの皿が上のように見受けられる。 
バウアー美術館次回訪問時は見逃せない名品。


重文 青磁鉄斑文瓶 石橋美術館 青磁鉄斑文瓶 David Collection London


左:石橋美術館蔵。
右:ディヴィド美術館(ロンドン)蔵。 どちらもお目にかかっていない。
前回ロンドン訪問時はDavid美術館改修のため閉館中で涙をのんだ。次回訪問時は見逃せない。


重文 青磁鉄斑文柑子口瓶 Ise Collection


金沢県立美術館で伊勢コレクションの展覧会があり、2012年4月に遭遇することが出来た。
青磁色よし、形よし、鉄斑の飛び具合、色もよし。しばし釘づけになってしまった。
特定美術館常設ではないのでめったにお目にかかれない。



BAUR美術館(スイスジュネーヴ)、David美術館(英国ロンドン)、
Victoria and Albert 美術館(英国ロンドン)、
大阪市立東洋陶磁美術館(大阪)石橋美術館(久留米)の情報は下記に表示。

名称 所在地 URL
Baur Collection Geneva Swiss http://fondation-baur.ch/en/practical-information
Victoria and Albert Museum London UK http://collections.vam.ac.uk/
    検索カラムにStoneware Longquan bottleを入力。写真はないが記述が現れる
    http://collections.vam.ac.uk/item/O192994/bottle/
Percival David Collection London UK http://en.wikipedia.org/wiki/Percival_David_Foundation_of_Chinese_Art
東洋陶磁美術館 大阪 http://www.moco.or.jp/
石橋美術館 久留米  http://www.ishibashi-museum.gr.jp/collections/b.html
伊勢文化財団 http://www.ise-foundation.org/index.html


  

 

 
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