香港で瀬戸物を買い占める

焼き物工房入口

香港の買物の一つに陶磁器があります。 デパートで売られている景徳鎮の湯飲み、どんぶり、コーヒーカップから美術品店で売られている花瓶、飾り皿、急須など買物を楽しむのに事欠きません。 また、九龍湾には工芸品を焼いている窯元があり、比較的安く買物をすることが出来ます。 先日、その一つであるYUET TUNG CHAINA WORKSというところを訪ねました。

ここは、前の啓徳空港に近い九龍湾というところのビルの3階にあります。 この一帯は工場街で、近くに飛行場があったせいで建物の高さが規制されていたので香港では珍しく10階建て位の低層ビルが建ち並んでおり、さまざまな製造業がその中に入っています。 日本で工場といえばほとんど平屋ですがこちらは土地が少ないので工場もビルの中にあります。 訪れた窯元は、九龍湾工業中心というビルの3階にあり、驚いたことに小さいながらビルの中にどうどうと釜が位置しています。 店の中は、倉庫といったほうがいいぐらいに所狭しと無造作に焼き物が積み上げられており、地震のない香港ならではの格納方法には驚きました。 その山の中から掘り出し物を探しだすのも宝探しをしているようで買物の楽しみです。 小生が買ったものは、きずものランタン(HK$150)、ジャー(HK$500)、きずものの花瓶(HK$400)、マンダリンホテルに納めているという盛り皿(HK$250)。 後に美術店で花瓶の値段を調べたところ、バーゲンでもHK$900はしており、 きずものとは言えかなりお得な買物が出来ました。 焼き物に興味がおありの方は、ぜひ一度訪ねてみてください。



工房の中は焼き物が山済みにされている

絵付け作業場

香港の太太も品定め

きずものの花瓶

角がすこし欠けているランタン

何に使うのかわからないジャー

マンダリンホテル用の盛り皿

果物は、香港名物の模造品

友人から贈られた絵皿