めがね橋
                            

長雨の梅雨も明けいよいよ夏本番になりました。今年の7月、雨の合間を縫って碓氷峠の旧信越線廃線跡に造られた遊歩道にいってきました。
すでに信越線は長野新幹線の開通により横川ー軽井沢間は廃線となっていますが、今回訪れた信越旧線は複線の新線が出来る前、アプト式の列車が走っていた単線の廃線跡を遊歩道にしたものです。
信越線は日清戦争のため軍需物資を関東から新潟まで運ぶための軍需鉄道として突貫工事で建設され、中でも難所であった碓氷峠に26の隧道と18の橋梁を配した碓氷線が明治26年に完成しました。各隧道や橋梁の建設は大手建設会社が分担し、それぞれの会社が当時の最先端技術と意匠を凝らし建設されています。
レンガ造りの隧道の入り口は石積みの意匠が工夫され、現在10の隧道と5の橋梁が重要文化財に指定されています。其の中に3号橋梁の通称「めがね橋」はスイス氷河鉄道のラントヴァッサー橋に似たレンガ造りのアーチ式橋梁です。
遊歩道を歩かれる方は車で旧18号碓氷峠を利用して湯まで行きそこからめがね橋まで往復するのがお勧めです。




1号隧道入口 石組みの意匠が施されている 1号隧道出口
2号隋道出口 レンガ積みのまま 3号隋道入口
3号隋道出口 4号隋道入口(3号隋道より)
5号隋道を出てめがね橋を渡る 6号隋道出口(遊歩道は未整備)


  
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