香港結業
 
 

皆さんに香港から最後の香港便りを送ってから早2ヶ月が経とうとしています。
11月は荷物発送と搬入、Toronto, New York、香港への出張こなし
一度帰京して12月8日より16日まで香港に滞在しました。

折から香港は街をあげての大バーゲンセール。
どの店も "UP TO 50% Discount!!" の看板をかかげてクリスマス商戦を戦っています。
不況とは言えショッピング好きの香港人の事、ほとんどの会社が12月には1ヶ月分のボーナスを出すので、
繁華街は人であふれています。フィリピンのメイドさん達も
帰京の準備で大きなスーツケースをや、家族への土産を買う光景が見られます。
久しく見られなかった日本からの若い女性の旅行者も多く見られるようになり
久しぶりに香港らしい活気が帰ってきたように思えます。

香港の男性はこの時期彼女へのクリスマスプレゼントに大変な苦労をしているようです。
彼女を店まで連れて行き、お目当ての品物を見せ気に入られたら買う
というパターンですから大変です。お目当ての品が彼女の気に入られなかった場合、
予算と相談をしながらあれこれと他のものを探さねばなりません。
香港は本当に女性天国です。

とは言え不況の影はいたる所に現れており、人々は不安を隠せません。
リサーチによれば、多くの企業は来年度の給与を引き下げる可能性がある
と回答しており雇用不安とともに来年の大きな問題になりそうです。
日本企業の撤退も加速しており、高級料亭金田中も店を閉め、大丸も来年早々撤退します。

さて、私事ではありますが1月末をもって退職することにしました。  
今回の香港滞在は、在職最後のものになり、2年間小生を助けてくれた
Staffや仕事仲間達とも別れを告げる旅になりました。

振り返ってみれば2年前の正月明け、香港啓徳空港に降り立って以来、
異文化に戸惑いながら日常生活の中で多くの人とふれあい、
日々新しい体験を重ねて来れた事。
香港はもとより、台湾、タイ、マレーシア、シンガポール、
インドネシア、韓国、オーストラリアなど多くのアジアの国を訪れ、
多くの友人を得られた事。 
単身赴任の中で再確認した家族の重みと自立生活の中で見つけた料理の楽しみ等々。
これらは、自分にとって大きな収穫でした。

2月からは、新しい職場で再出発となります。
そこでまた多くのものを学び、自分の専門分野を広げていきたいと思っています。

これで香港便りも完了となりますが、次回からは新しいトピックを
皆さんに御紹介していきたいと思っておりますので御期待ください。
ホームページも近日中に再開するつもりです。

香港滞在中、皆さまから多くの感想や激励を頂き感謝しております。
どうか、素晴らしいクリスマスと年末年始のお休みをお過ごしください。
 
 


  
広東語、レストランの定食でお世話になった日本人クラブ