香港の中秋節
 
 
九月になり香港もだいぶ涼しくなり30度を超える日が少なくなりました。近所の丘を赤とんぼの群れが乱舞している風景を見ると秋になったのだと感じます。 9月16日は中秋節、月餅祭ともいい、かってモンゴル王朝下、革命の密書を忍ばせた月餅を人々に配り、モンゴル王朝を倒したという故事に習った祭りで、町中ではあちこちで月餅が売られています。

香港の景気の方はいっこうにに先が見えません。 失業率も5%台と高い数字を示しています。 香港の場合は日本と違い、実質失業率ですのでこの数字はかなり深刻に受け止められています。 こちらでは、簡単にLayoff出来ますのでposition が無くなれば 直ぐに解雇になります。 社内でも多くのPositionがReengineerされやめていく人間を多く見かけます。

こちらでの最大の懸念はいつドルに対するペグが外れるかということです。 来年には確実に起こるであろうこの事態が、 香港や中国経済にどれだけのインパクトを与えるかが心配されています。

このような経済状況にもかかわらず香港人はいたって元気です。 相変わらずNarita-Hong Kong便は香港人で満席です。 この1年で、香港人が日本を訪れた人数はのべで人口の15%にも達するそで、うちの香港人スタッフの全員がVacationで日本を訪れています。 香港にも以前ほど多くはありませんが、日本人の観光客が戻ってきているようです。

7月に新しい空港が開港して以来トラブル続きだった新空港もフルサービスが可能になったようで、開港以来3度この空港を出入りしましたが最後に利用したときは、飛行機を降りてから15分ぐらいでバゲッジをピックアップして税関を通過できました。 以前、1時間ぐらいかかったことを思うと数段の進歩です。 新空港が香港の再生に寄与することを願ってやみません。