ニュージーランド ドライブの旅
ウィルダネスロッジ レイク・モエラキ
森から出てきたペンギンカップル |
今日のActivity
今日はロッジが提供してくれる次のActivityに参加します。
7:30-8:30 Freshwater ecology of Moeraki River and feed our friendly giant
eels (うなぎの餌付け) 無料
9:30-13:30 Wild Seacost Adventure, Tawaki Penguins and Fur Seals (ペンギンとアザラシ観察の海岸探検) $140/person
17:00-18:00 Easy kayaking in the sheltered waters of Lake Moeraki (モエラキ湖のカヤッキング) 無料
21:45-22:30 Glow-warms, "More-pork"Owls, Freshwater Crayfish
& the Stars of Southern Sky (ツチボタル、フクロウ、ザリガニ、星空観察) 無料
このほかに午後には雨林の中を抜け海岸まで散歩しました。
ウナギの餌付け
早朝、ロッジの敷地内にある森を抜け、モエラキ川にうなぎの餌付けを見にゆきました。ツアーガイドをしてくれるのは、ロッジオーナーの息子のマイケル。
ガイドについてロッジの中の雨林を歩き、森の生態系について観察。 背の高いシダや様々な苔が倒木や木々に茂っており、野鳥の鳴き声も聞こえます。 少し進み森を抜けてロッジが見渡せる河岸へ。マイケルが持参した鶏肉の肉汁を川に流すと、どこからともなく2匹のうなぎが寄ってきました。
その食欲たるやすごいものがあり、餌に食らいついたら鰐のように体を回転させてそれを引きちぎります。 うなぎにこのような習性があることを初めて知りました。 ビデオで確認してください。
早朝のモエラキ川 | モエラキ川からロッジを望む |
鶏肉を餌にうなぎを呼び寄せる |
3分57秒のうなぎの餌付けビデオ。後半のうなぎの餌への食いつきは圧巻 |
ペンギンとアザラシを求めて海岸の探検ツアー
朝食後、再びマイケルのガイドでペンギンとアザラシの観察ツアーに出かけました。 (このツアーについては旅名人ブックスニュージーランド南島(日経BP)P104にも取り上げられています。) 今日のツアー参加者は我々2人だけでガイドのマイケルを独り占め。
車で5分ほどKnight Point方面に向かい、そこから森の中に入ります。小川を三か所渡るとそこはペンギンの繁殖地域。 姿は見えませんでしたが、森の中をガサガサとペンギンが動いている音が聞こえました。 しばらく森を歩くとWhakapohai海岸に出ます。マイケルの指示に従い海岸奥の茂みに隠れること10分。 次々とペンギンが現れ海に向かうもの、崖の上に戻るもの、ここはペンギンの通勤ルートだということです。
しばらくペンギンを観察後、潮の引き具合を確認して海岸を3kmぐらい歩きShip Creek方向に向かいます。途中大きな岩がごろごろしており、ガイドの指示に従ってこれを登り下りします。 しばらく海岸を歩きそこから崖を登ると、そこに高さ50cm、奥行き1m、間口3mくらいの草に覆われたペンギンの巣の洞窟がありました。 残念ながら全員出払っていてペンギンを見ることができませんでした。
再び海岸に下り渚さらにを進むとそこはアザラシの繁殖地、あちらこちらにアザラシが昼寝をしています。マイケルはアザラシを見つけると、注意深く海と反対側からアザラシに近づきます。 これはアザラシが必ず海に向かって突進して逃げるからで、彼らに体当たりされてはひとたまりもなさそうです。
アザラシの見学を終え小川の岸で昼食。(昼食はロッジにあらかじめ注文、ロッジで受け取ります。お好みのサンドイッチ、飲み物、フルーツそして大好物の板チョコレートが入っていました)昼食をしながら、マイケルの家族の話や、この土地のことを聞けました。 彼がここで育ったこと、小学校にはいかず母親から教えを受けたこと(この辺に学校な今もなさそうです)、これからは彼がこことArthur's
Passにあるロッジ経営を父から引き継ぐとの意気込みも示してくれました。自然を愛する優しそうな青年にロッジの経営は不安材料もあるように感じましたが、本当に好青年でした。
昼食を終えるころには潮が満ちてきて、今まで歩いてきた海岸が波にさらわれていました。 このツアーにはタイミングが必要なんですね。
その後、少し海岸を歩き秘密の急峻な崖をロープを伝いながら登り、道路に出てKnight Pointまでもどり車でロッジに帰りました。 4時間ほどのツアーでしたが、野生生物や荒々しい海岸風景を楽しめ大満足。昼食もおいしく頂きました。
Whakapohai Beach | Taiwaki Penguins |
Taiwaki Penguin | |
海岸沿いに岩登りを繰り返しアザラシの繁殖地域へ向かう | |
お前なんで飛べるんや? | Hello ! Welcome |
全員が注目 | 向こうの岬まで海岸線をたどった |
シダは葉から幼葉が出てこれが土に落ち繁殖 | |
Lake Moewakiの野鳥たち
ロッジやその周りには様々な鳥が観察できます。 扇子のような尾を持つFantailは写真の素材としては申し分ないのですが、動きが速く茂みからなかなか姿を現さないので、静止した姿を収めることはできませんでした。 NZ
Pigeonは日本のハトよりふた回りほど大きく、特徴ある姿を見せてくれます。
Fantail | New Zealand Pigeon |
Black Bird 美しい鳴き声で歓迎してくれる | Song Tursh |
モエラキ湖のカヤッキング
夕食前の一時間、マイケルのガイドで初めてのカヤッキングに挑戦しました。 ロッジ前のモエラキ川に一人乗りのカヤックを下し乗船。モエラキ湖に漕ぎ出します。 往路は少し向かい風でなかなかうまく漕ぐ事ができませんでしたが、すぐに腕の使い方のコツを習得。 その後スムーズなオールさばきが出来ました。 湖面には多くの水鳥が遊び、入江に入ると木々の合間で野鳥が美しい鳴き声を聞かせてくれます。
1時間ほどの湖面遊漕でしたが、これも大満足。次回は朝一番で鏡のような湖面を楽しんでみたいと思います。(ロッジの宿泊者はいつでもカヤックを使うことが出来るそうです。)
夕食後の星空とツチボタル見学
今日の宿泊客は我々だけとあってロッジの館内は貸し切り状態。 マネジャーのJeffがいろいろなビールを勧めてくれ、このロッジの歴史や自然について語ってくれました。 日本人訪問者はまだまだ少ないとのことで、われわれの経験を友達に広めることを約束。
夕食後ロッジ前の道路をモエラキ湖半まで歩き星を観察。 付近は外灯もなく漆黒の闇に包まれています。新月で快晴のため星空もくっきり。マゼラン星雲もぼんやりと見えます。
目を道路沿いの崖に移すと、なんとそこが点々と青く光っているではありませんか。これがツチボタルと呼ばれるもので、その正体は虫、捕食のため粘液の糸を十数本たらし、それが発光するため青白く光ります。 初めて見たのでこれも感激。部屋に戻りまたビールを一杯、明日に備えました。
体を酷使した後のビールはうまい | 夕食はもちろんシャルドネ |