Photo C Yoshi Kitamura |
ロッキー山脈を駆け抜ける列車の旅、何年か前にテレビで紹介された風景をぜひ見てみたい。それ以来ロッキーに行こうと機会を探していました。カタログを取り寄せ調べてみると、週に3往復Vancouver-Banff間を2日間かけて走っていることがわかりました。 夜は途中のKamloopsで停車してホテルに宿泊、Gold Leafというツアーはキャビンが2階建てになっていて2階がシート、1階が食堂車で、朝食と昼食はここで取ります。値段はかなり高めですが日本の旅行社に頼むより自分で直接手配をしたほうが4万円ほど安くなることもわかりました。今回、満員を覚悟で9日後の予約をVancouver時間に会わせて電話で確認すると、まだ空席があるとのことで、次の日JALに航空券を予約、ばたばたと旅の手配を完了。いよいよ旅の始まりです。
Banff/Jasper行きのRocky Mountaineer号はVancouver Pacific Central Stationを朝7時に出発します。列車は15両編成でこれを2台のディーゼル機関車が引っ張ります。はじめは30km位でVancouverの市街地を抜け、しばらく草原地帯を走ります。この頃にはスピードも上がってきますが, 平行している道路を走るトラックのほうが速いことから推測すると60kmぐらいで走っているようです。キャビンでのコーヒーサービスも終わり1階の食堂で朝食。 メニューは4種類から選べ, 初日食べたスモークサーモンはなかなかのものでした。
列車はフレーザー川、トンプソン川に沿って谷沿いを走ります。路盤も悪く急カーブも多いためゆっくり走るので、さまざまな風景をゆったりと楽しむことができます。途中、いつ土砂崩れがあってもおかしくない峡谷あり、泥色の川に黒々とマスが群れていたり、白頭わしの雛が電柱の天辺に作られた巣に頭を出していたり、川くだりのボートに手を振ったり、あっという間にその日の目的地Kamloopsヘ到着。バスでホテルへ。
Kamloopsは、ます釣りをする人なら誰でも一度は来てみたいところのようで、二つの川が合流する美しい湖があります。2日目、列車はここでJasper行きとBanff行きに切り離され、いよいよロッキーを目指します。昼食を終わる頃にはロッキーの山並みがぐんぐん近くなり、ループ式のトンネルを超えると、そこにはロッキーの山々が姿を現します。 夕方6時、終着駅Banffに到着。 20時間の列車の旅でしたが、ゆっくりと旅をしたというより、次々と変わる車窓からの景色を楽しんでいるうちにもう着いてしまった、という感じでした。
Central Station in Vancouver | 1st class service in the coach |
Thompson River | View from the coach |
No landslide accident?? | Columbia River |
Kamloops Station | Approaching to Rocky mountains |
Mt. Cathedral | Banff Station |
次はBanffからlake Louiseへとご案内します。Next buttonをクリックしてください。