あまりにも有名な観光スポットであるナイアガラの滝、小生は1998年11月に訪れました。
シカゴ経由でトロントへ、そこからバスに乗り約3時間。オンタリオ湖の水がエリー湖に落ちるところがナイアガラの滝です。
何しろここを訪れたみんながすごい規模の滝だと聞いていたので、期待が大きかったせいか間近に見てみるとこんなものかとすこし
失望が隠せませんでした。 比べるものが違うけれど、小生にはあのグランドキャニオンを見た後には何を見てもすべてのものの
規模が小さく思えます。 とにかくエレベータで滝のまじかに降り下から滝を見上げてきました。
 
 


エレベータで下に降りると滝を間近で見上げられる。

そもそもここに来るまでのトラブルも、この滝に対する期待度を裏切ったせいかもしれません。
トラブルの原因は、最近航空会社で始まったコードシェアという共同運行のシステムに起因します。
成田からシカゴまで JAL便でとび、シカゴからAir Canadaでトロントに入る予定でした。
シカゴで荷物を受け取り、Air Canadaのカウンターに行くターミナルビル用のベルトコンベアに荷物を載せて
空港専用のモノレールでAir Canadaのあるターミナルビルに行くと、カウンターのいおっさんが

"今日は、うちは飛ばないよ。最近は客が減ったからね。今日はこの便はUAが振り替えるからUAのカウンターに行ってくんろ。"

と無愛想に応対。 UAのあるターミナルビルの番号を聞きまたまたモノレールで取って返し無事チェックインしたものの
荷物がちゃんと付いて来るのか若干心配でした。    UAのカウンターでそのことを話すと、ぶくぶく太ったおばはんが、

'あなたがこの場で荷物をチェックインしたら私が責任をもって飛行機に乗せるけどそれ以外は知らないわ。"

と愛想ないお答え。 まあ、UAだから大丈夫だろうと思っていたところ案の定トロントに着くといつまでたっても荷物が出てきません。
同じように、同機で荷物が着かなかった人が5人ぐらいいて、ぶつぶつ言いながらLost and Foundへ。
そこのおっさんは、またかと言った調子で、"コードシェアの場合よくあるんだよね"といいながらてぎわよく書類を作り、
荷物がまだシカゴにあるだろうから、見つかったら次の便に載せてホテルまで届ける。通関のためにかぎを置いて行けという。
そこで、初めてコートがスーツケースに入っていることを思い出し、11月のトロントの街中に半そでで放り出される羽目になったことに気がつきました。仕方がないのでとにかくタクシーでホテルへ、何度も、電話で荷物の到着時間を聞きましたがわからない様子。
3回目にやっと荷物がシカゴからトロント行きの便に乗ったので午後の6時ごろにはホテルに着く予定だとの知らせを聞いて一安心。
しかし7時になっても8時になっても届きません。電話で確認するともうトロントの空港には着いてトラックで運搬中とのこと。
その後何度かのやりとりで、"そば屋の返事?" を聞きながらついに荷物がホテルに到着したのは午後11時を過ぎてからでした。
この間、ホテルを出ることも出来ず、半そでのまま着替えもなしに部屋でビールを飲みながら映画を何本もみてふてくされ状態でした。

乗り換えの荷物のトラブルはこれ以外にも経験しています。
教訓: 荷物は必ず搭乗する飛行機のチェックインカウンターまで持参すること。決してスルーで目的地まで通さない事。
です。